韓国では夏の暑い盛り、伏日（복날、三伏）に補養食を食べて、滋養強壮、夏バテを克服する。その定番が参鶏湯（삼계탕 サムゲタン ）で、ユッケジャンやチュオタン、黒山羊肉料理なども好まれている。日本で土用の丑の日にウナギを食べるのと似た風習だ。
2025年の伏日は、初伏7月20日（日）、中伏7月30日（水）、末伏8月9日(土）となる。毎年、伏日当日とその前後には、参鶏湯専門店に行列ができるのもの、韓国の夏らしい風景といえる。釜山では「南浦参鶏湯（南浦洞、海雲台）、古宮参鶏湯（釜山駅）、海雲台ソムンナン参鶏湯（海雲台）、東莱参鶏湯（東莱）、冬柏参鶏湯（マリンシティ）、テヨン参鶏湯（影島）など、有名な参鶏湯専門店がたくさんそろう。また、参鶏湯は普通の参鶏湯のほか、韓方素材入りの韓方参鶏湯、アワビ入りのチョンボク参鶏湯などがある。
