釜山で2年ごとに開催される国際的な現代アートの祭典「釜山ビエンナーレ」。
2022年は、9月3日(土)〜11月6日(日)、釜山現代美術館、釜山港第1埠頭、影島、草梁の4会場にて行なわれる予定です。ARTISTIC DIRECTORは、釜山出身のHaeju Kim。CURATORIAL ADVISORSには、Christine Tohme、Yuk Hui、Philippe Pirotteの3名。そして、26ヵ国、64作家とチーム、80名が参与します。
今回は「WE,ON THE RISING WAVE」をテーマに、近代以来、釜山の歴史と都市の変遷に刻まれ、秘められたストーリーをふり返り、地球の現実と結びつけていきます。波は釜山に流入、流出した人々。揺れは歴史を表現し、グローバルなつながりや、海岸と丘が多い釜山の地形も意味します。
展示では、移住、労働と女性たち、都市の生態系、技術変化と都市空間を中心軸に、釜山の具体的な事柄と状況を照らし合わせます。釜山のコルモク(路地裏)のストーリーが世界の大都市と結びつき、人々が世界を見つめ、変化する環境の中でともに生きていく方法を模索していきます。
2020年は新型コロナの影響でオンラインがメインでしたが、今回は通常の形で開催となります。4つの会場は、それぞれに釜山らしさを持つスポットです。ぜひ、この秋は釜山ビエンナーレで、釜山が発信するアートとメッセージを感じてください。
2022 釜山ビエンナーレ BUSAN BIENNALE
◇公式HP ▶️クリック
◇開 催:2022年9月3日(土)〜11月6日(日)65日間
◇場 所:釜山現代美術館、釜山港第1埠頭、影島、草梁
◇テーマ :「WE,ON THE RISING WAVE」
◇主な内容:作品展示、プログラム(アーティストトーク、ワークショップ)など
◇観覧料:一般1万2000W、青少年(13〜18歳)6000W、子ども(4〜12歳)4000W、4歳未満無料
※期間中、購入チケット1枚で釜山現代美術館、釜山港第1埠頭を1回ずつ観覧可能(影島、草梁の展示場は無料)
★釜山現代美術館 /ビエンナーレのメイン会場、地下1階から地上2階までを展示空間として使用
★釜山港第1埠頭/埠頭内にある旧倉庫建物(約4000㎡)を展示空間として活用
★影島/影島区東三洞に残る松江重工業の廃工場を展示会場として活用
★草梁/草梁の丘に位置する家屋一軒を展示場として使用
メイン会場・釜山現代美術館へのアクセス
地下鉄1号線下端駅(3番出口)より、市内バス(168、3、520、55、58、58-1、58-2、221ほか)利用。
※美術館より下端駅までシャトルバスあり(火~金曜日14:00、15:00、16:00、17:00 土曜日11:00、13:00、14:00、15:00、16:00、17:00)。
シャトルバス
開催期間中、釜山港第1埠頭から影島、草梁の会場を結ぶシャトルバスを運行(土日・祝、振替休日)。
釜山港第1埠頭までは地下鉄1号線中央駅(10番出口)より徒歩約10分。
釜山シティツアーバス
釜山シティツアーバスのグリーンラインは、一時的に影島会場にも停車(水〜日曜)。10月頃新設のコースには釜山現代美術館も定期停車の予定。
◉写真 / © Busan Biennale 2022