慶州☆古墳を抱く美術館「オアル美術館」

2025年春、慶州中心部に現代美術館「オアル美術館」がオープンした。
ここは館長であるキム・ムンホさんのコレクション約600点を所蔵する私設美術館。その中には、ロッカクアヤコ、名和晃平、長井朋子、SAIAKUNANAなど、現代アートの日本人作家の作品も多数含まれる。モダンな建築の美術館は路西里古墳群のすぐ横にあり、「3つの古墳を収めた美術館」をコンセプトに古墳との調和を図っている。展示作品はもちろん、美術館と古墳が作り上げる光景もここならではの見どころといえる。
オアルの意味は「今日会う美しさ(오늘 만나는 아름다움)」。ゲストが芸術と出会い、何かを感じ、それが人生にプラスの影響になるようにとの想いが込められている。場所は観光名所の大陵苑や皇理団キルと徒歩圏内。慶州の昔と今が融合するアートスポットで、豊かなひとときを過ごしてみては。

☆建物のガラスに映る古墳の姿もアートのひとつ
☆展示場は1階、2階、地下の3フロアに分かれている
☆真正面に存在する古墳を目にコーヒーブレイク
☆ルーフトップからは古墳と慶州の街並みを一望
☆時間と風景、芸術が融合するオアル美術館

DATA

オアル美術館 오아르미술관 HP ▶︎クリック
☎︎054-705-5501 
住/慶州市金城路260-6
営/10:00〜19:00(入館〜18:30)
休/火曜日、元日、旧正月・秋夕(当日)
料/8000W(4〜18歳5000W)
交/市外バスターミナルから徒歩約10分、または市内バス10、11番利用(皇理団キル交差点下車)。慶州駅から市内バス200番利用(皇理団キル交差点下車)

◉写真提供/オアル美術館