金井山

◆ 金井山(クムジョンサン)금정산 ◆
釜山北部にあり、金井区、北区、東莱区、梁山市にまたがる金井山。
2025年10月31日、金井山は韓国24番目の国立公園に指定された。釜山では初めての国立公園で、韓国で初の都市型国立公園となる。
金井山の標高は約802m、山が多い釜山の中でもっとも高く、各方面から登山コースが多数設置されている。主峰の姑堂峰へ行く途中には、神秘の井戸「金泉」があり、その存在感に目をうばわれる。春は桜、秋は紅葉が美しく、老若男女を問わず人気の登山スポットとなっている。
その昔、ここに韓国最大の金井山城が築城されたが、現在は約4kmの城壁のみが残っている。山城には東門、西門、南門、北門の城門があったが、長い歴史の中でそれぞれに修復を繰り返し、復元された形だ。バス停からも近い東門は、公園のように整備され、東門を目に散策するだけでも、金井山の素朴な自然や歴史にふれられる。
金井山の山麓には「金剛公園」が広がり、中腹に名刹「梵魚寺」やマッコリの村「山城村」などもあり、登山以外にも見どころが多い。最近では山城村におしゃれなカフェも増えていて、週末にはドライブがてらカフェを訪れる人も目立つ。

☆金井山(2019年)
(写真提供/釜山広域市)

☆金剛公園と金井山の中腹を結ぶケーブルカー(2020年)
(写真提供/釜山広域市)

DATA

住/釜山広域市金井区・北区・東莱区、梁山市
交/アクセスは登山コースや目的により異なる 
※以下、一部
⚫︎山城エリア:地下鉄1号線温泉場駅(3番出口)より大通りを渡わたり、バス203番利用(金井山城東門や金井山城南門、金城洞住民センターなどで下車)
⚫︎金剛公園:地下鉄1号線明倫駅より徒歩約15分
⚫︎金井山登山路(万徳):地下鉄2号線万徳駅より(2番出口)バス33番利用(サンハク初等学校下車、徒歩約3分)

◉写真/釜山広域市
◉参照/釜山広域市HP、北区HPほか
※2025年11月31日追記