宝水洞本屋通り

◇ 宝水洞本屋通り(ポスドンチェッパンコルモク) 보수동책방골목 ◇

国際市場の北側、大庁路から入った路地にある「宝水洞本屋通り」。ここは1950年からの歴史があり、朝鮮戦争時、避難民が路地の軒下で米軍放出の古本を売ったのがはじまりといわれる。戦後、周辺地域にはたくさんの避難民が住み、ここで本を買って読み、それをまた売ったりし、徐々に店も増え、古本屋街として形成されていったそう。
一時期は80軒ほどといわれた書店も、時代の変化と再開発のあおりで減少。現在では30軒ほどが営業を続けている。教科書や参考書、小説、辞書、児童図書、実用書、専門書、雑誌など、さまざまな書籍がそろい、安価で入手できる。釜山の歴史の断片を感じながら歩いていると、日本の古書や希少価値がある本に出会えるかもしれない。周辺にはカフェやギャラリーなどもあり、繁華街とはひと味違う独特の空間となっている。

☆小さな書店が並ぶ、宝水洞本屋通り

DATA

住/ 釜山広域市中区宝水洞1街
営 /店舗により異なる
交 /地下鉄1号線中央駅より車で約5分。中央駅(7番出口)より宝水交差路方面へ直進