草梁テジカルビ通り

◇ 草梁テジカルビ通り(チョリャンテジカルビコルモク) 초량돼지갈비골목 ◇

草梁伝統市場から出て山側にある「草梁テジカルビ通り」。一画にはテジカルビの食堂が多く、細いコルモク(路地)にはどこか懐かしい雰囲気が漂う。朝鮮戦争時、この周辺は避難民が移り住み、1950年代後半になると、港の労働者が安価な飲み屋やテジクッパの食堂を目当てに集まってきたという。そこにテジカルビの食堂も増え、草梁テジカルビ通りが形成された。一時はテジカルビの食堂が並び、にぎわいを見せたが、時代とともに労働者の姿はなくなり、食堂の数も減少。現在はテジカルビが好きな地元の人たちや観光客が足を運ぶ、グルメスポットとして知られている。
草梁テジカルビ通りといえば、50年近く営業を続ける「南海カルビ(南海チプ)」「運河カルビ」「プグァン炭火カルビ」などが有名。どの店も昔ながらの食堂風情があり、ジューシーな豚肉の味わいとともに外国人観光客に喜ばれている。
草梁テジカルビ通りは、草梁伝統市場とイバクキルのコース上にあるので、セットでめぐるのもおすすめだ。
◉住所/釜山広域市東区草梁中路  アクセス/地下鉄1号線草梁駅(1番出口)より徒歩約5分 

☆南海カルビのテジカルビ
(写真/張秀敏)
☆2024年、ディープな空間を残すコルモク
(写真/張秀敏)
☆2016年に撮影したコルモクの様子
(写真/鈴木 圭)